自然派くらぶ生協のみなさまから

フードドライブでたくさんの食品をいただきました

Pocket



 自然派くらぶ生協の組合員のみなさまから、生協宅配でのフードドライブでたくさんの食品をご寄付いただきました。2019年の6月以来の実施でした。この2年半、新型コロナウイルス感染拡大により、宅配時のフードドライブ実施が困難になっていましたが、その間も夏冬の「えがお子ども応援プロジェクト」の際には、組合員の方々から多額の募金をいただき、プロジェクトに必要な食品の購入に充てさせていただきました。深く感謝申し上げます。
 今回量がとても多いと伺い、3月29日と4月5日の2回受け取りに伺いました。お米や、さまざまなレトルト食品、調味料、お菓子など、全部で396.7kgもの食品をいただきました。組合員のみなさまが、前もって食品を種類別にまとめておいてくださり、大変助かりました。まことにありがとうございました。
 食品支援数はコロナ禍以前の3倍近くになっており、昨年の夏からは、そのほかにフードパントリーでの食品の支援もスタートしました。パントリーの利用も増加し続けています。今回いただいた食品も必要な方のもとに確実に届くよう活動していきたいと思います。

「ポランとえがおの若者応援クッキングプロジェクト」始まりました♬

Pocket

「ポランとえがおの若者応援クッキングプロジェクト」始まりました。
このプロジェクトは、16歳から30歳までの若者に、3月から6月まで毎月1回、お米をはじめとして、麺類、缶詰、野菜などをお送りし、その食材を使って調理して画像を送ってください、という企画です。3月初めに募集して、25日に食材を発送しました。今回は、ほうれん草、玉ねぎ、ブロッコリー、にんじん、長ネギなどの野菜に、お米、麺類、お菓子などを用意、さらにしゃぶしゃぶ用豚肉も冷凍便でプラスしてお届けしました。簡単なレシピも添えてますが、なにを作っても自由です。
 さっそく調理した画像が届きました。参加された皆さま、ありがとうございます。進学、進級のお祝いのごちそうになりましたとの声もありました。また親子でいっしょに作りましたと報告してくださった方もありました。
 申し込んでくださった方の中には、料理するのは初めての方も、もともと料理が好きで慣れている方もいるかもしれません。出来を競うわけではなく、料理を経験してもらおうというものですので楽しんでもらえたらいいなと思います。
 しゃぶしゃぶ鍋、しゃぶしゃぶサラダ、肉の野菜巻といろんな料理が並びました。即席ラーメンも入っていたので、ラーメンの写真もあります。ラーメンに野菜やソーセージなど、少し足すだけで、栄養面もよくなり、美味しくなりますね。 
  次回は何が届くかお楽しみ♬

コープみらい様よりお米をいただきました

今後1年間継続してのご支援に感謝♬

Pocket

3月18日(金) コープみらい様より、お米5㎏×40袋をいただきました。まことにありがとうございました。
また、今後1年間にわたり継続して寄贈していただけるとのこと、深く感謝いたします。

これは「コロナ禍の生活困窮者への支援 と日本の米づくりの応援」として、1年を通じてフードバンク等へ合計200トンのお米を寄贈するものです。えがおも寄贈先団体の一つに選んでいただきました。
ほんとうに、このコロナ禍で食品の支援を必要とする方が増えており、お米は食生活の基礎になる食糧ですので、大変助かります。必要な方々に確実にお渡しします。かさねて御礼申し上げます。

ここからコープみらいホームページより転載

 コープみらいは、コロナ禍で困難を強いられている生活困窮者の支援と日本の米づくりの応援を目的に、2022年3月より1年間を通し、合計約200トンのお米を、社会福祉協議会や地域のフードバンクをはじめ、
生活困窮者へ食料支援等を行っている団体へ継続して寄贈します。

初回の寄贈日となる3月18日(金)には、千葉県内4団体、埼玉県内10団体、東京都内22団体の合計36団体へ、約10トン(10,190キロ)のお米の寄贈を行いました。そのうち、白井市保健福祉センター(千葉県)、コープデリ久喜センター(埼玉県)、コープデリ昭島センター(東京都)にてお米寄贈式を開催しました。
(中略)

【生活協同組合コープみらい 理事長 新井 ちとせ】
多くの組合員にご利用によって確保できた剰余金を社会に還元するため、お米の支援を決めました。生活に困っている方へ手を差し伸べ、支援を行き届かせるには、フードバンクをはじめとした地域に根差して活動するパートナーが必要です。コープみらいは、助け合いの組織として、こうした地域の活動に積極的に関わり、連携していきたいです。国内のお米の生産者もコロナ禍でさらに厳しい状況に置かれており、お米の寄贈をきっかけに、持続可能な日本の農業の応援につながることを期待しています。

コープみらいでは今後も積極的に生活困窮者の支援、日本の米づくりの応援を行ってまいります。

 



 たくさんの食品ありがとうございます♪

Pocket

 15日(火)朝から、食品寄贈のお電話が何件もありました。
田舎から送られてきた玄米30㎏、食べきれないからとお持ちくださった市内のS様、わざわざ精米して持ってきてくださいました。ありがたいです。玄米のままでももちろんありがたいですが、精米する費用もけっこうかかりますので、精米してのご寄付もほんとうに助かります。お持ちいただいたお米は精米したてで、まだ温かかったです。ありがとうございました!!! 
市内のフードパントリー用に、2㎏ずつに小分けしました。 そのあとも、市内の方が何名もお越しくださり、カップ麺やお菓子などたくさんいただきました。ありがとうございます。明治安田生命様からも、ボックス1個では入りきらないほどの食品をありがとうございました。
Amazonのえがお希望食品リストに載せている食品も続々届きました。
遠方の県から、市内在住の方から、また7Rstyleさまから。
何度も送ってくださり、深く感謝申し上げます。お困りの方に確実にお渡しします。
 世界では、爆撃から逃れるために、住み慣れた家を町を離れ、生命の危険もある状況に置かれている方もあり、ほんとうに心が痛みます。どうか早く平和な日々が戻りますように。

【感謝】「高月清流米」

 八王子で育ったお米をいただいています

Pocket

  震災から11年、亡くなられた方々に追悼の意を表します。そして今、家族を失い、家を故郷を追われる方々があることを憂い、一日も早く平和が実現することをのぞみます。

  そんななかでも、フードバンクの活動は小休止する間もありません。
さて八王子市内のスーパーアルプス8店舗(楢原店・北野店・はざま店・八王子駅南口店・みなみ野店・大和田店・宇津木台店・長房店)では、フードドライブのボックスが常設されていて、お店から、お客様から多くの食品を寄贈していただいています。その量は1カ月に約500㎏にものぼり、えがおの活動を支える大きな柱となっています。ほんとうにいつもいつもありがとうございます。 そのアルプスさまのボックスに、昨年の11月ごろから毎回同じお米(新米)が寄贈されるようになりました。
  

「高月清流米」です。知る人ぞ知る八王子のブランド米で品種は「キヌヒカリ」、高月地区で有機肥料、減農薬栽培で作られているお米だそうですが、残念ながらえがおのボランティアスタッフは、まだ誰も食べたことがないという・・・。
どなたが寄贈してくださっているのかもわかりませんが、希少な美味しいお米をありがとうございます。
今月は、このお米がある程度の数まとまりましたので、支援している単身世帯の皆さまにお配りすることにしました。
炊きたてももちろんのこと、冷めてもおいしいので、おにぎりにすると最高だそうです。

「ポランとえがおの若者応援クッキングプロジェクト」

募集開始します

Pocket

【募集を締め切りました 3/11】
 花々のつぼみもふくらみ、少しずつ春らしくなってきましたね。
 卒業や入学、就職など生活が変化する時期でもありますね。
 えがおでは夏・冬の長期休みの時期に応援の必要な子育て世帯に食品をお送りするプロジェクトを実施しています。そのときにいただいたアンケートのなかで、特に多いのが「高校・大学と成長するにつれ、教育費をはじめとして子供を育てるのに、多大な費用がかかるようになるのに、そのときに受けられるサポートがとても少ない」というものでした。
 またフードバンクの活動を続けるなかで、ひとりで生活するようになった若者たちのなかに、生活に窮している方々が多いこともわかりました。仕事が順調にあるときはまだ良いのですが、シフトが減らされたり、失職するととたんに苦しくなってしまいます。ふだんあまり自炊されていないので、収入がなくなるとたちまち食にも困る状況になってしまうのを見てきました。10代後半からの若者たちを何とか応援したい、生活力をつけてもらいたい、「簡単な調理ならやってみよう」と取り組むきっかけをつくりたいと常々考えていました。
 そんなとき、特定非営利活動法人ポラン広場東京さまから食材をご支援いただけることになり、協働して「ポランとえがおの若者応援クッキングプロジェクト2022」を実施することにしました。
 お申込みいただいた方の中から選考の上、3月~6月に月1回(計4回)クッキング(食事作り)ができる食品(米、野菜、缶詰等)を詰め合わせて無償でお送りします。(簡単なレシピ付き)
対象】原則八王子市内にお住いの16歳~30歳の若者で、次のいずれかに該当する方
(1)ひとり親のご家庭の方
(2)児童養護施設や里親のご家庭出身の方
(3)本人あるいは保護者が経済的にお困りの方
    なお保護者あるいは本人が生活保護を受けていても申し込めます。
【条件】
(1)お渡しした食品で、申し込み本人がご自身でクッキング(食事作り)にチャレンジしてください。(簡単な調理でかまいません。ご家族の手伝いがあっても可)
(2)出来上がった料理などを月1回撮影して、フードバンク八王子えがお(fb8smile2@gmail.com)に画像を送ってください。

お渡しする食品は、アレルギー対応をしておりませんので、ご注意ください。
申込期間 2022年3月1日(火)~3月10日(木)
選考結果は、申し込みフォームに記されたメールアドレスに、3月16日までにご連絡します。メールが届かない場合は fb8smile2@gmail.com にお問い合わせください。

申込みフォームはこちら⇒https://www.fb8egao.com/kodomo-form/

  QRコード 

 

1月15日は「いいごはんの日」=「フードドライブの日」

カーブス様よりいただきました、感謝♬

Pocket

 「女性だけの30分フィットネスクラブ Curves(カーブス)」様では、毎年1月15日(いいごはん)を「フードドライブの日」として、1月15日からの1ヶ月間、ご家庭にある食料を募り、必要な方々へ寄付するフードドライブの活動を実施されています。アメリカのカーブスでは1999年より、日本でも2007年から実施しています。2007年にカーブスがこの活動を始める前には、日本国内において全国組織でフードドライブ活動を実施している企業・団体はありませんでした。まさに先駆けといえるでしょう。地域社会への貢献を大事なテーマとして、フードドライブに取り組んでおられることに深く感謝いたします。
 えがおは、カーブス「八王子北口店」「八王子みなみ野店」「あきる野とうきゅう店」の3店より、みなさまが持ち寄ってくださった、合計で約350㎏もの食品を受領しました。たくさんの食品を寄贈していただき、まことにありがとうございました。困っている方々に間違いなくお届けします。
【追記】カーブス北野店さまからもいただき、総計約440㎏にもなりました。あらためて御礼申し上げます。

 

2022年度「コープみらい奨学生」

募集開始しています♬

Pocket

 


 きょうは、コープみらい社会活動財団による2022年度「コープみらい奨学生」募集のご紹介です。
(上記チラシをクリックすると、募集詳細がみられます)

募集対象は

〇コープみらい(千葉県・埼玉県・東京都)組合員で経済的に大変なひとり親家庭(両親がいない方も)の子どもで、2022年4月に高等学校・高等専門学校に入学する一年生。

〇コープみらい(千葉県・埼玉県・東京都)組合員で経済的に大変なひとり親家庭(両親がいない方も)の子どもで、2022年4月に高等学校・高等専門学校の2年生または3年生に進級される方で、コープみらい奨学生に初めて応募される方。

給付内容は

〇新入学生
  月額1万円、3年間給付、返済は不要です。

 

〇高校在校生
(1)月額1万円、卒業年(高校3年生)までの期間給付、返済は不要です。
(2)高等専門学校生等、卒業年が4学年の場合は3学年終了までの給付とします。

 


収入と学業(成績)による選考があります。

 ひとり親家庭(両親いない場合含む)であること、コープみらいの組合員のご家庭であることが必須条件ですので、まだ加入していない場合は、加入をお忘れなく(加入時に出資金500円が必要です)

八王子市内には3つの店舗(北野台店、城山手店、高倉店)があります。また宅配「CO-OP deli」もあります。
コープみらいサイト

 一番上のチラシ画像をクリックすると募集要項詳細がみられます。要項や申請書をダウンロードできない場合は、資料請求もできます。

 えがお子ども応援プロジェクトのアンケートはがきにも、高校や大学にあがってからの教育費の不安、お金がたくさんかかるようになったときにはもう児童扶養手当などの公的サポートがなくなってしまうことのつらさなどが寄せられています。

 応募要件に該当する方は、いちどご検討ください。
また右サイドバーにある「奨学金.Net」や「CronoMy奨学金」
もご活用ください。

 

 

 

コロナに感染して自宅療養している方へ

Pocket

オミクロン株の出現以来、感染者の数が激増していますね。
学級閉鎖や休園などで、お子さんも保護者のみなさまも大変苦労されていることと思います。
 このところ、コロナに感染して自宅療養となった方々からの問い合わせが増えています。
自宅療養の方への食品提供は、東京の場合「自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)」が担当部署となりますので、そちらにご連絡をお願いします。
  電話:0120-670-440 です。
上記サイトのリンクには WEB申し込みフォームもあります。電話がつながりにくい場合は、申し込みフォームから申請できます。

 大変申し訳ありませんが、えがおにお問い合わせいただいても、対応できかねますので、よろしくお願いいたします。

えがお通信18号を発行しました

Pocket

今日は2月3日、節分ですね。
「鬼は外、福は内」と豆まきされたでしょうか?
青森の弘前に「鬼沢」という地区があります。
そこには、田んぼに水がないと聞いて、堰を作って田んぼに水を引き、村の危機を救ってくれた鬼の話が残っています。助けてくれた鬼に感謝して、豆まきのときも「鬼は内、福は内」と唱えるのだそうです。
全国には「鬼」という文字が入った地名がたくさんありますが、たいていの場合、鬼に助けられた逸話が残っています。そして「鬼」の文字は、てっぺんの「ノ」がないことが多いです。つまり、角のない鬼、というわけですね。こういった鬼伝説をきくと、なんだか心がほっこりしてきます。

 さて、えがお通信18号を発行しました。
今回は、えがおが関わっている「フードパントリー」についてのご案内と、新しくえがおボックスを設置してくださった「Sweets Factory」 「西武信用金庫」様のご紹介を載せています。
また「えがお冬の子ども応援プロジェクト2021」の報告と、2月13日(日)、18日(金)に開催される「女性のための困りごと相談会」についても掲載しています。
市内の各市民センター、クリエイトホールの1階、市民活動支援センターにも置いています。
 どれもこのホームページ上では紹介済みの情報ですが、インターネットの情報を得ることができない方もいらっしゃると思います。不定期ですが、年に3~4回の発行をめざしています。 これまでのえがお通信は「えがお通信&資料」のページにあります。
印刷物をご希望の方は、えがおまでご連絡ください。

スマホを使い倒そう!!!

奨学金や各種援助を知るために

Pocket

 おはようございます。本日と明日は大学入学共通テストですね。受験生のみなさん、がんばってください!!!
12月に実施した「えがお冬の子ども応援プロジェクト2021」のアンケートはがきが戻ってきています。今回は簡単なレシピやクリスマスカードと一緒に、コープみらい財団の「コープみらい奨学生」の案内を入れさせていただきました。この奨学金は、ひとり親家庭の高校生を対象とした給付型奨学金です。
この案内についての反響は大きく「このような奨学金があることを知らなかった、検討してみます」との声が多く寄せられました。
 この反響の多さから、お子さんの進学や進路への対策、備えに関心が高いこと、教育費用に対する不安を持っていらっしゃることがわかりました。
 またえがおが夏冬実施している子ども応援プロジェクトには必ず応募しておられるにもかかわらず、どうもそのときだけ申込みフォームのQRコードにアクセスして、えがおのホームページは閲覧しておられない方が多いのではないかという疑問がわきました。

 えがおのホームページでは、PCでは右サイドバーに、スマホで見るときはスクロールして下のほうに「リンク」が出てきます。
そのなかに「奨学金net」 「CronoMy奨学金」 というサイトをリンクしています。
奨学金net は、いろいろな奨学金について網羅しており、申請の仕方から貸与型奨学金の返済が難しくなった時の対処法まで案内しています。
「CronoMy奨学金」 はLINE登録すると、どんな奨学金があるか、また申請の仕方などさまざまなサポートが受けられます。
このほかにも 子どもの貧困対策センター あすのば
ハートフルバンク(シングルファミリー応援)
などのリンクも載せています。
いつも「フードバンクのHPは〇〇様から食品を寄贈していただきました」「食品のご寄付をお願いします」という食品寄付についての内容ばかりと言われてしまうのですが、困っている方々に役立つ情報を発信するということも重要な役目と思っています。
 スマホは小さなパソコンです。ひとつの情報の入り口から次の情報、さらにその次の情報と芋づる式にたぐり寄せていくと、ほんとうに必要な情報にたどり着くことができます。
スマホでゲームも楽しいですが、どうかスマホの機能を最大限に活用して、自分に必要な情報を手に入れてください。

「女性のための相談会」開催します

2/13,2/18 at アミダステーション

Pocket


昨年の11月7日(日)、11/12(金)に開かれた「女性のための困りごと相談会」、2月にも開催します。
2月13日(日)、18日(金)の2日です。
場所は、八王子駅北口から徒歩8分、京王八王子駅からは徒歩4分のアミダステーションです。
詳しくは上のチラシをご覧ください。(チラシPDF
市外の方でもOK,お困りごと、相談ごと、悩みごとのある方はどうぞお越しください。
事前予約は不要です。
キッズ(保育)スペースもありますので、お子様連れでも安心してお越しいただけます。
化粧品、日用品、食品の無料配布もあります。

明けましておめでとうございます

自立ってなんだろう?

Pocket

 2022年が始まりました。みなさま明けましておめでとうございます。

 さてえがおは年末年始のお休みをいただいていますが、その間も食品支援を求めるメールは届きます。
今年は住むところのない方からのSOSを受け取っており、休みあいだでも対応しようと連絡を取ろうとしているのですが、いまだに繋がらない状況です。
 
 皆さまから食品を寄贈していただいたり、いろいろなプロジェクトを実施したり、それらの内容を載せるのに精いっぱいのこのHPですが、お正月で活動がお休みなこの時期を使わせていただいて、ホームレス状態から生活保護を受けるに至った方のブログをご紹介したいと思います。
 日々の活動のなかで出会う方々も、大変な状況にあっても「生活保護は受けたくない」とおっしゃる方が少なくありません。「政府のお世話になりたくない」「生活保護は恥だ」「税金で暮らすのは肩身が狭い」などなどいろいろなお気持ちを持っていらっしゃることでしょう。

 ここに、うつ病、家庭内暴力で路上に放り出され、その後生活保護を受けるに至った野神健次郎さんのブログをご紹介します。(以下原文ママ ご本人の許可をいただいています)
 「生活保護の利用は自立そのものです」

 わたしも当初、生活保護の利用を拒んでいました。人の世話になったらイカン、自分ひとりの糊口もしのげないのはみっともなくてイカン、自立していないのはイカン、とイカンイカンずくめでした。

 ですからホームレス施設の職員に生活保護を勧められたとき、はっきりと断りました。すると彼は云ったのです。
「生活保護を受けることは自立そのものなのですよ」
 そのときは意味がわからず、もう少しがんばろうと思っただけでした。

 わたしはうつ病で職を失い、実家に戻って療養中に家庭内暴力で家を追われ、文字どおり着の身着のままで路上に放り出されてホームレスになりました。世間知らずですが、それまで福祉は関心の埒外(らちがい)で、生活保護など思いつきもしません。そもそも福祉事務所の存在すら頭に浮かばなかったのです。

 不安障害を発症し、まるまる7年、うつろに路上をさまよう毎日でした。テントや寝具を持たない完全移動型ですから、それゆえ支援の届かぬ場所でひとり、のたうっていました。路上の生活は経験したことのない想像を絶する厳しさで、深夜、道の真ん中で叫び出すなど、正気ではいられなかったこともあります。後半はいくらか落ち着き、廉価(れんか)なネットカフェと路上とを行き来していましたが、病が進んで身動きの取れない状態でした。

 もうこれ以上は無理だと生きることを諦めかけた7年目の終わり、福祉事務所に同行してくれる方が現れ、ホームレス施設に送られたのです。福祉事務所では、精神疾患のために恐怖で身体中がガタガタと震えてしまうのを面接官に見とがめられて、アルコール依存症を疑われたりもしました。生活保護の話は一切出ませんでしたし、わたしはただ云われるとおりにするのが精一杯。

 施設で身体を休めながら病気の治療をしつつ、就職活動をしているうち、滞在期限が切れました。延長、です。さらに就活、そして延長。さらに就活、また延長、ということがつづいたころ、職員から生活保護の話が出たのでした。

 わたしが断ると、彼は云いました。
「生活保護を受けることは自立そのものなのですよ」

 わたしは意味を理解しかねて、しかしことばが頭にこびりついてしまい、ひどく気になったまま日々を過ごしていました。
「生活保護を受けることは自立そのものなのですよ」
 ――自立ってなんだろう?
 そうして調べ出し、ようやく納得がいったのです。

 大むかし、自立とは「人に頼らずひとりでガンバる」ことだと思われていました。わたしもそう信じ切っていました。けれど、現代では、自己選択と自己決定による人格的自立を指します。人に頼らない旧来の「自助」ではなく、必要なサービス、必要な人の手を借りて、主体的に生活するのです。

 できないことは人に手伝ってもらい、動ける範囲、活動範囲を広げ、自己決定できる機会を増やしてゆく。人の指図ではなく、自分の決定で行動する。出来合いの物を与えられるのではなく、お金をどう使うかを自分が決める。ですから現代では、生活保護制度の利用がイコール自立となるのですね。制度からの脱却を「完全自立」などと呼ぶおかしな声も聞きますが、自立に完全も不完全も、もちろんヘチマもありません。

 これらの考えは驚きを超え、衝撃ですらありました。パラダイムシフト、というヤツです。頭をぶん殴られた思いでした。考え方がまったく変わったのです。そして、わたしはみずから職員のところに出向き、生活保護の利用意思を伝えたのでした。

 自立を目指すなどと称して生活保護への締めつけがますます厳しくなる中で、しかし制度の利用者は、実際にはみな自立した人たちです。こうした「すでに自立している人たち」は云うに及ばず、自立のためにこれから制度を使おうとする人たちからその機会を奪う政府の方針は、まったく理に反しています。景気が悪いのでしょうか? だったらなおさら福祉が必要ではありませんか。

 何度でも云います、生活保護の利用は自立そのものなのだと。福祉におけるこの考え方が、一刻も早く社会に根づくことを願ってやみません。


「わたしたちはすでに自立しています」⇐こちらのブログもどうぞ

2021年みなさまに支えられて

Pocket

 あと少しで2021年も終わり、新しい年がスタートします。
この1年間、ほんとうに多くの方々に支えられ、お困りの方へ食品支援を続けてくることができました。
心より御礼申し上げます。
 早くコロナ禍がおさまって、以前の生活が戻ってきてほしいものです。
新しい年は「もう大丈夫です」の言葉がきけるそんな年になることを願っています。
 画像は、12月17日、19日に「えがお冬の子ども応援プロジェクト2021」で発送した食品の数々です。



   今回は、野菜や果物がいっぱい、それにお正月に必須のお餅や黒豆、そしてなにより助かるお米、たくさんのお菓子、平均して1世帯約13kgの食品をお送りしました。N様手作りのカードも、毎回大変好評です。すこしでもほっとしていただけたのではないかと思います。
 このプロジェクトの実現に際し、たくさんの企業・団体・個人のみなさまのご支援・ご協力をいただきました。
ほんとうにありがとうございました。
 来年、再来年と末永く続けていきたいと考えています。今後も応援よろしくお願いいたします。
えがおは、1月6日までお休みさせていただき、1月7日(金)から事務所を開けます。
それではみなさま、よいお年をお迎えください。  
   

 

 

「ポランとえがおの年末緊急食品配布」

残すは28日(火)だけとなりました

Pocket


 本日も「ポランとえがおの年末緊急食品配布」実施しました。
 大学生のDさんもボランティアとしてお手伝いくださいました。
 今日は食品や日用品、衣類などを提供してくださる方があり、「ご自由にお持ちください」コーナーも充実、お鍋やマスク、洗剤、毛布などもあっという間に貰われていきました。ご寄付ありがとうございました。
 電話でお問い合わせも複数いただいています。
「身分証明書やハンコが必要ですか?」
いえ、何もいりません。生活にお困りならどなたでも受け取れます。
子ども食堂など、他の団体で食品配布を受けていてもOKです。
直接受取りに来れない場合は、代理受取りも可能です。
 28日(火)午後1時~3時が最後のお渡しとなります。必要な方に、この情報が届きますよう、拡散お願いいたします。
 なお28日(火)の業務をもって年内の活動は終了となります。
12月29日(水)~1月6日(木)までの期間、年末年始のお休みとさせていただきます。
その間電話&FAXの対応はできなくなりますので、ご注意ください。
ご連絡はメールか、このHPの問い合わせフォームからお願いいたします。
その場合も実際の対応は1月7日以降になってしまいますこと、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。