総会を開催しました(6月8日)

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 6月8日、アミダステーションにてえがおの第9回通常総会を、開催しました。
  
 今年は、日程が他の団体の総会とも重なってしまっていて、例年に比べると出席者が少なかったですが、2024年度の事業報告、決算、2025年度事業方針、活動計画、予算案について活発な議論がなされ、すべての議案について賛成多数で可決されました。
 今回は、特に事務局スタッフやボランティアメンバーの高齢化という問題があり、より若い世代の方々に関わってもらうにはどうしたらよいか?についていろいろな意見が出されました。すぐに解決することではありませんが、知恵をしぼっていきたいところです。

 続いて自然派くらぶ生協専務理事山本眞一郎氏に「生協事業から見る 食の課題」と題してお話しいただきました。
自然派くらぶ生協様には、毎年組合員のみなさまからフードドライブによる食品の寄付、そして「えがお子ども応援プロジェクト」への募金をしていただいており、この募金が大きな支えとなってプロジェクトが実施できています。またこの募金をいただいて、自然派くらぶ生協で扱う安全安心な食品を購入し、子育て世帯に提供しています。
 さて講演の内容ですが、昨年から続いている米の不足、高騰、野菜その他食品の価格高騰などで、みなさん悩まれていると思いますが、それらの現象の根底には、食料自給率の低下、農業人口の減少と高齢化、気候変動、自然災害の増加、海外依存と国際状況、物流の担い手であるドライバーの減少、そもそもの労働力人口の減少などの深刻な問題があります。これまでお米を生産する農家の労働を時給換算すると、時給10円だった、今まで安く買えていたお米の価格、それがはたして適正だったのか?などなど、たくさんの課題について説明いただきました。
生産者も消費者も流通関係者もだれもが納得でき、えがおになれる状態、食料自給率を高め、持続可能な農業と消費スタイルへの転換がなされなければいけませんが、そのための有効な施策がとられているとは言い難い状況です。
 今回の深刻なお米不足の現象から、食のありかた、日本の農業の将来について、みんなで考え取り組んでいかなければならないことを再認識した講演でした。

 



 

6月8日(日) 総会を開催します!

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いつもえがおの活動に、ご支援・ご協力いただきまことにありがとうございます。
 さて6月8日(日)13時30分より、フードバンク八王子えがお「第9回通常総会」を開催します。場所はアミダステーションです。
2024年度の活動報告と、今年度の方針について話し合います。
議決に関われるのは正会員だけですが、総会への出席はどなたでも可能です。フードバンクの活動に関心をお持ちの方はどうぞお越しください。
 総会のあとには、自然派くらぶ生協専務理事山本眞一郎氏をお迎えし、『生協活動から考える日本の食料問題』と題して学習会を予定しています。ここ2年のあいだに起こっているお米不足、価格高騰など、フードバンクの活動にも大きく影響しています。ご興味のある方はぜひご参加ください。  
 また当日は、食品の寄贈を受け付ける「フードドライブ」も実施します。困っている方に食品のおすそ分けを、ぜひお願いいたします。
現在、お米、缶詰やレトルト食品、ふりかけ、佃煮などのおかずになるものや、即席ラーメンなどが大変不足しています。賞味期限が2ヶ月以上あって、常温保存、未開封のものをお願いしています。ご家庭におすそ分けできるものがありましたら、ぜひともご協力お願い申し上げます。

6月9日(日)第8回通常総会&学習会を開催しました

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 6月9日日曜の午後、八王子駅北口近くのアミダステーションでえがおの通常総会&学習会を開催しました。


 コロナ禍で困る方が増えるなか、ほんとうに多くのみなさまのお力添えをいただいて、フードバンクの活動を続けてきました。2023年度は、コロナの影響だけでなく、世界情勢や円安による物価の驚くほどの高騰で、困窮の度合いはより深刻さを増しているように見えます。困ったときにはどなたでも利用できる「フードパントリー」の延べ利用者数は、2021年度136件、2022年度346件、2023年度597件とうなぎ登りです。
 それだけでなく、えがおの活動を支えてくださるみなさまにも、物価高は大きなダメージを与える形になっていることが推察できます。物価が高騰し始めたこの1年余り、フードバンクに寄せられる寄贈食品も寄付金も減少しています。寄贈食品も、えがおの場合はお米はかろうじて活動に必要な量が確保できていますが、それ以外の食品は、今までの半分、今年に入ってからは 1/3ぐらいの量にまで減少しています。
 このような実態を知っていただき、2024年度の活動をよりよいものにしていくためにみなさまのご意見ご協力をいただき、活動をすすめていきたいと思います。
 総会の議題にそって、説明と質疑応答、採決をおこない、みなさまの賛成をいただき、総会を無事終えることができました。
 また事前におすそ分けできる食品の寄贈をと呼び掛けて、当日ご参加いただいた方々から約22kgもの食品の寄贈をいただきました。まことにありがとうございました。大切に活用させていただきます。

  後半は、堀口凉子氏(元都立大学子ども・若者貧困研究センター、現千葉大学予防医学センター)を講師にお迎えし、「令和4年度八王子市子どもの生活実態調査結果から読み解く子どもたちにとって必要なこと」と題して、令和4年度に八王子市の小学5年生、中学2年生の親子を対象に実施された調査結果をもとに、お話していただきました。
調査結果から
・こどもの体験について
 • こどもの栄養・健康について
 • こどもの学力について
 • こどもの居場所について
 • ヤングケアラーについて
 • 保護者が求める支援サービスについて
わかりやすく解説してくださいました。
 会場からも活発に質問や意見が出され、大変有意義な学習会になりました。
 当日の学習会資料について、ご希望の方はHPの問合せフォームからお申込みください。
メールにてPDF資料をお送りします。
 

 

 

えがお「第8回通常総会」のご案内

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いつもえがおの活動に、ご支援・ご協力いただきまことにありがとうございます。
えがおもスタートしてから9年目を迎えることになりました。
直近のお知らせになりましたが、6月9日(日)13時30分より、フードバンク八王子えがお「第8回通常総会」を開催します。場所はアミダステーションです。
2023年度の活動の報告と、今年度の方針について話し合います。
議決に関われるのは正会員だけですが、総会への出席はどなたでも可能です。
フードバンクの活動に関心をお持ちの方はどうぞお越しください。
 総会のあとには、堀口涼子氏(元都立大学子ども若者貧困研究センター特任研究員・現千葉大学予防医学センター)をお招きして『子どもの生活実態調査から読み解く、子どもたちにとって必要なこと』と題して学習会を予定しています。令和4年(2022年)に八王子市の小学5年と中学2年生の親子を対象に行った調査の分析結果を基に、お話していただきます。ご興味のある方はぜひご参加ください。  
 また当日は、食品の寄贈を受け付ける「フードドライブ」も実施します。
困っている方に食品のおすそ分けを、ぜひお願いいたします。
現在、缶詰やレトルト食品、ふりかけ、佃煮などのおかずになるもの、即席ラーメン、レンジでチンするパックご飯、お菓子などが大変不足しています。賞味期限が2ヶ月以上あって、常温保存、未開封のものをお願いしています。ご家庭におすそ分けできるものがありましたら、ぜひともご協力お願い申し上げます。