コロナ禍での学生の生活

(フードバンク府中の取組みから)

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 先日の水害、土砂災害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。
熱海だけでなく、多くの自治体が被災していますね。元の生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかることと思います。熱海市では、被災された方々はホテルに避難しておられるとのことで、物品の寄贈受け入れはしていないそうです。被災地への支援は、募金やふるさと納税での支援が歓迎とのことです。支援をお考えの際には参考にしてください。大雨や台風は、これからもやってきます。いざというときの備え、避難所の確認などに心がけましょう。

 さてこのコロナ禍の一年、さまざまな立場の方が困難な生活状況に追い込まれました。学生についても例外ではありませんでした。この1年間、地道に学生支援を続けて来られたフードバンク府中では、フードパントリーにつながった学生を対象に調査した結果をまとめています。また昨12月には府中市長に学生の状況の報告と要望を提出するなど、自治体への働きかけもしておられます。アルバイトや仕送りが減ったりして、生活が苦しくなっている状況や、学費の減免や給付型奨学金など、学生が国に望むこと、大学に望むことなどがまとめられています。
 1年以上にわたって学生支援のパントリーを続け、学生の声を丁寧に聞きとって来られた姿勢とその調査結果から、えがおもたくさんのことを学ばせていただいています。

 八王子の場合「学園都市」をうたっているだけあって大学、専門学校の数がとても多く、小さなフードバンクであるえがおが、市内の学生の方々全体に向けて支援に取り組むということがなかなか困難です。一部の大学の有志や学生団体で実施しているフードパントリーに、提供できる食品があるときに提供するという、側面からの応援しかできませんが、できることをやっていきたいと思います。